ボトックスビスタ®の有効成分であるA型ボツリヌス毒素は神経毒素であるため、本剤の取り扱いにあたっては十分な管理が必要です。
本剤使用後の安全・確実な失活・廃棄、その記録の適切な保管など、本剤の薬剤管理が適正に行われるよう、所要の措置を講じてください。
承認条件
本剤について講習を受け、本剤の安全性および有効性を十分に理解し、本剤の施注手技に関する十分な知識・経験のある医師によってのみ用いられるよう、必要な措置を講じること。
本剤使用後の安全・確実な失活・廃棄、その記録の適切な保管等、本剤の薬剤管理が適正に行われるよう、所要の措置を講じること。
注意:バイアルの陰圧が保たれていない場合は使用しないでください。そのバイアルに0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させた後、密閉可能な廃棄袋または箱に廃棄してください。
溶解液の量(日局生理食塩液) | 溶解後のボツリヌス毒素濃度 |
---|---|
1.25mL | 4.0単位/0.1mL |
2.5mL | 2.0単位/0.1mL |
失活:処置後、残った薬液は、0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させます。
廃棄:失活後、密閉可能な廃棄袋または箱に廃棄します。
器具の廃棄:薬液の触れた器具等も同時に0.5%次亜塩素酸ナトリウム溶液を加えて失活させた後、密閉可能な廃棄袋または箱に廃棄します。
※本ウェブサイト内では、「ボトックスビスタ®注用50単位」を一部「ボトックスビスタ®」と省略して記載しています。