使用上の注意

重要な基本的注意として下記のことに留意して処方、患者の診察、及び患者への指導を行ってください。

(1)
本剤の投与により、虹彩や眼瞼への色素過剰(メラニンの増加)があらわれることがある。
これらは投与の継続により徐々に進行し、投与中止により停止する。
眼瞼色素過剰については、投与中止後徐々に消失、あるいは軽減する可能性があるが、虹彩色素過剰については投与中止後も消失しないことが報告されている。混合色虹彩の患者では虹彩の色素過剰は明確に認められるが、暗褐色の単色虹彩の患者(日本人に多い)においても変化が認められている。
これらの症状について患者に十分説明するとともに、患者を定期的に診察し、症状に応じて投与継続の可否を検討すること。
(2)
本剤投与中に角膜上皮障害(点状表層角膜炎、糸状角膜炎、角膜びらん)があらわれることがあるので、しみる、そう痒感、眼痛等の自覚症状が持続する場合には、直ちに眼科医を受診するように患者に十分に指導すること。
(3)
本剤投与により、内眼部及び外眼部の炎症や角膜上皮障害が悪化する可能性、及び眼圧が影響を受ける可能性があるため、眼疾患又は眼手術後で治療中の患者に本剤を投与する際は、眼科医に相談することが望ましい。
(4)
眼瞼色素過剰、接触皮膚炎、眼周囲の多毛化等の予防あるいは軽減のため、投与の際に液が上眼瞼辺縁部以外に付着した場合には、よくふき取るか洗い流すよう患者を指導すること(本ガイドの「適用上の注意」の項参照)。
(5)
投与を中止すると睫毛の成長は投与前の状態に戻るとされていることを患者に説明すること。
海外で実施した12ヵ月間の臨床試験において、本剤を6ヵ月間投与後に投与を中止したときの有効性に対する影響を検討した。
その試験では、被験者に最初の6ヵ月間本剤を投与後、プラセボ(ビマトプロストを含まない)に切り替えさらに6ヵ月間投与した。
その結果、本剤投与6ヵ月後のGEAスコアがベースラインから1段階以上改善していた被験者のうち62.8%(27/43例)において6ヵ月間のプラセボ投与終了時(投与開始12ヵ月後)のGEAスコアがベースライン値に戻っていた。

出典:グラッシュビスタ®医療従事者向け適正使用ガイド

※本ウェブサイト内では、「グラッシュビスタ®外用液剤 0.03%5mL」を一部「グラッシュビスタ®」と省略して記載しています。